求人歴史街道

大正に生きる人々の暮らしを語ります

大正時代はわずか15年という時間ではありますが、明治時代からスローガンとして掲げられていた「富国強兵」の名のもとに、他国の技術に追い付け追い越せという信念のもとに、求人活動が勢いづいた時代かもしれません。中でも最も目立った求人はやはり鉄道でしょう。鉄道の敷設工事や車体の製造だけで求人の数が膨れ上がることは、当時の技術からして容易に想像がつきます。

そしてこの大正時代は、現在まで続くスポーツを中心とした様々な大会が始まった時期でもあります。野球、サッカー、ラグビー、ゴルフに駅伝…マイナースポーツを入れるとかなりの数の大会があります。求人の数も、それらの影響があって一気に増えたのではと思います。

特に野球は様々な面で必要とされるため、他のスポーツ以上に求人活動が盛んに行われたと思われます。スタジアムの建設を中心に、バットやボールなどの野球用具の製造、加えてユニフォームの製造やデザイン関係、更には試合会場の警備や誘導員と、人員が必要な業種がそれこそ多岐にわたるわけですから…。

という訳で、この「大正」と言う時代は戦前の中で求人活動が最も活発だったのではないかと言うほどに勢いがあった時代だと思います。